前回からの続きです。
12月12日は
飛騨市立河合小学校へ。
こちらでは1年生から6年生までの児童の皆さん52名が音楽室で演奏を聴いてくれました。
演奏中はじっと耳を傾け、お話し中はうんうんと頷いたり、質問をしたり、大笑いしたり…素直で素敵な皆さんでした。
ここでもおもちゃピアノが登場です。
「それではこのピアノを校長先生に持ってもらいます」と言い終わる前に
元気よく手を挙げる子もいれば、
「えー持ちたかった!」と言う子がちらほら…
真剣な表情で見ています。超絶技巧に子供たちのみならず先生からも歓声があがりました。
湯川昭作曲『いいことがありそう!』は、
“演奏の間に思い浮かべた願い事が一つだけ叶う”曲なのです。
それを説明していると(写真はひとつだけだよ、と言っています)、子どもたちから「ひとつだけなんて無理!」「もっとたくさん叶ってほしい!」という声が…
・・・「じゃあ特別に河合小学校では
願い事全部叶えちゃいます!!」という大サービスで演奏しました
デュエットゥ作曲『君と見た空』、
「大きな富士山がある、青く澄んだ綺麗な空に白くてふわふわした雲が浮かんでいる様子を、目を閉じてイメージしながら聴いてください」
子供たちが口々に、こんな景色が見えた!と教えてくれました。
皆さん楽しんで、想像しながら聴き・聴いてイメージを広げてくれました。
音楽を心から楽む気持ちは奏者にもそのまま伝わります。
音楽室いっぱいに笑顔があふれた50分間でした。
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午後からは
飛騨市立神岡小学校へお邪魔しました。
4年生53名の皆さんです。
今年度の飛騨市小中学校音楽祭に出演した皆さん、聴く姿勢が素晴らしいです。
始まる前に先生から、
「今日は授業だけど『音楽を楽しむ時間』なので、自由に発言していいし、一緒に笑ったりリズムに乗ったりしていいですよ」
とお話をしていただいていました。
有名なベートーヴェンの交響曲第5番を短く演奏した後、
「いま弾いた曲、知っている人~?」と聴くと、一斉に手が上がり、
「運命!」「これ聴いたことある」「知ってる曲!」「ベートーヴェンの曲?」
と、すぐ反応が返ってきました。
一曲終わるたびに笑顔で拍手をしてくれました。
そして見慣れた鍵盤ハーモニカを取り出し、モンティ/作曲『チャールダーシュ』を演奏。
ヴァイオリンの曲として有名なチャールダーシュですが、ピアノと鍵盤ハーモニカの音色がマッチして一気に空気が変わります。
子供たちも使い慣れている鍵盤ハーモニカ。
かなえさんが弾くと、指使いから息の吹き込み方、響かせ方まで違い、まるで全く別の楽器を演奏しているようです。
せっかくなので近くで見て聞いてもらおうと子供たちのそばへ引きながら歩いていくと、
みんな大笑いで逃げていきます!
興味津々でじっと見つめる子、「すごい!」「(指の動きが)早い!」と言う子、爆笑が止まらない子…
とても楽しんでもらえたようです。
最後は児童の皆さんが合唱のプレゼントをしてくださいました。
今年の飛騨市小中学校音楽会で発表した「シーラカンスをとりにいこう」
とっても素晴らしい歌声でした!
皆さん、どうもありがとうございました!
(続きます)